おひさま 第24号~熱中症/ラジオ体操の効果~
おくむら先生のお話【熱中症】
今年は本当に暑いですね。こんな時心配なのが熱中症です。子どもは大人に比べ、汗をうまくかけず、熱がこもりやすく、体温調節が苦手です。また全身にしめる水分の割合が大人は60%ですが乳幼児は60~70%と多いため、外気温の影響を受けやすく、さらに背が低く、地面に近いのでアスファルトなどからの照り返しの影響を強くうけます。ベビーカーにのっている赤ちゃんはなおさらです。子どもは自分で不調を訴えられず、自主的にこまめに水分をとることもできないので、大人が注意してあげることが必要です。
熱中症予防
- こまめに水分、塩分を補給しましょう。
- 通気性のいい服を着て、気温にあわせて衣類を調節しましょう。
屋内はクーラーがききすぎて、寒いくらいのところもあります。外では帽子もかぶりましょう。黒い服は熱を吸収しやすいので、白い服の方がいいかもしれません。 - 外遊びの時は、涼しい時間帯を選び、こまめに日陰、屋内で休憩しましょう。地面からの照り返しもあるので注意してあげてください。
- ベビーカーにのせたまま長時間日なたにいるのは危険です。
- 車に置き去りにするのはもってのほかです!車に乗る時は、車内、チャイルドシートが暑くなっているので、冷やしてから乗った方がいいでしょう。
熱中症になったら
軽いめまいや頭痛、吐き気がある場合は軽い熱中症の可能性があります。涼しいところで頭を低くして休み、糖分、塩分の入ったイオン飲料をこまめに少しずつ飲みましょう。だるそうであれば冷たいぬれタオルで体を拭いたり、風を送って、からだを冷やしましょう。首、わきの下、足の付け根を冷やすといいでしょう。
体温が40度以上、意識障害、全身のけいれん、汗がでなくなるのは危険な証拠です。すぐ救急車を呼びましょう。
体温が40度以上、意識障害、全身のけいれん、汗がでなくなるのは危険な証拠です。すぐ救急車を呼びましょう。
スタッフによるコラム【ラジオ体操の効果】
子どもたちが待ちに待った夏休みがやってきます。今回は夏休みの風物詩とも言われるラジオ体操の効果についてお伝えしたいと思います。
夏休みのラジオ体操と言えば、早朝に眠たい目を擦りながら校庭や公園に集まり、ラジオ体操し、終わったらスタンプを押してもらうといった懐かしい記憶がある人も多いのではないでしょうか?
夏休みのラジオ体操と言えば、早朝に眠たい目を擦りながら校庭や公園に集まり、ラジオ体操し、終わったらスタンプを押してもらうといった懐かしい記憶がある人も多いのではないでしょうか?
ラジオ体操で得られる効果とは
- 筋肉、関節、腱などにかかる負担が他の運動に比べて小さいので、子どもでも身体が鍛えられます。
- 血流を良くする効果があります。
ラジオ体操を行う事で全身の筋肉を使い、頭から足先まで全身の血流が良くなるので脳を活性化させる効能があり、集中力、記憶力のアップにつながります。 - 毎日ラジオ体操を行う事で生活リズムが整い、勉強を始める前の切替スイッチとしての役割をします。また朝一番に行えば脳や内臓の機能を目覚めさせてくれて、1日のリズムを整えることにも役立ちます。
- 一見楽そうな運動に見られがちなラジオ体操ですが、正しい動きでしっかりと行うと中々きつい運動になります。手足の指先まで意識して行うと第1~第2まで約6分半ありますが、25kCalも消費する事ができます。これは6分半早歩きでウォーキングをしたのとほぼ同じ運動効果になります。
- 余談になりますが、ひねり、ジャンプ、反りといった普段の生活では意識しないとなかなかしない運動もラジオ体操には含まれていて、腕や脚の裏、表の筋肉をバランス良く鍛えるので引きしめ効果もあり、大人の方にもおすすめです。