おひさま 第11号~子どものネット・ゲーム/トイレトレーニングを始めよう!~
かさい先生のお話【子どものネット・ゲーム】
先日、東京で子どもの心に関しての研修会に参加してきました。子どもの心に関心がある小児科医を中心とした研修会です。土日の2日間みっちりと勉強してきました。そこで脳科学の先生の講演があり紹介させていただきます。脳科学は近年急速に進歩している分野です。
その中でメディアと子どもの影響に関する話がありました。現時点でのデータはまだ少ないようですが、関連性のあるデータが出つつあるようです。データの中では、2000年以降アメリカの大学生の共感性がどんどん低くなっているようで、SNSの発展と関係しているのではと考えられているようです。SNSでは文字だけの情報のコミュニケーションです。一般的なコミュニケーションでは言葉だけでなく、表情、態度、音声の強弱など様々な情報を処理して相手を把握しています。face to faceな状況で自然と学ぶ機会が減り共感性が低くなっているのではと考えられているようです。
また日本の調査では中高生のSNSの使用時間の長さによって、使用時間が長ければ長いほど成績は低く、勉強時間が短く、睡眠時間は短い傾向があります。
他には、ながらスマホをしながら、勉強しているお子さんは成績が低下する傾向がみら
れるようです。自分たちも昔、ながら勉強をしていたと思われるかもしれませんが、自分の時代は音楽を聞きながらやっていました。ただ聴覚刺激に較べ視覚刺激は「百聞は一見にしかず」や「一目瞭然」と言われるように強く、視覚刺激に脳のエネルギーが使用され、勉強と合いまったマルチタスク(複数作業)で脳が疲れてしまうことも関係してそうです。
10年後くらいにはメディアの影響がもっと詳しくはっきりしてくるとは思いますが、そのころには子どもも大人になってしまっています。ネガティブなデータが出てきており、そのあたりを意識しながらスマホなど便利なツールを上手く使用していかないといけない可能性はありそうです。
また日本の調査では中高生のSNSの使用時間の長さによって、使用時間が長ければ長いほど成績は低く、勉強時間が短く、睡眠時間は短い傾向があります。
他には、ながらスマホをしながら、勉強しているお子さんは成績が低下する傾向がみら
れるようです。自分たちも昔、ながら勉強をしていたと思われるかもしれませんが、自分の時代は音楽を聞きながらやっていました。ただ聴覚刺激に較べ視覚刺激は「百聞は一見にしかず」や「一目瞭然」と言われるように強く、視覚刺激に脳のエネルギーが使用され、勉強と合いまったマルチタスク(複数作業)で脳が疲れてしまうことも関係してそうです。
10年後くらいにはメディアの影響がもっと詳しくはっきりしてくるとは思いますが、そのころには子どもも大人になってしまっています。ネガティブなデータが出てきており、そのあたりを意識しながらスマホなど便利なツールを上手く使用していかないといけない可能性はありそうです。
スタッフによるコラム
【トイレトレーニングを始めよう!】
トイレトレーニングはいつから?
まずは歩けることが大前提。平均では2歳頃になると膀胱のサイズが大きくなり、一定時間おしっこをためられるようになり始めます。おしっこの間隔が2~3時間になったらトイレトレーニングを始めるための膀胱の準備が整ったと考えてよいでしょう。
おしっこの間隔を調べるには…?
オムツをしているとお子様のおしっこの間隔が分からないと思います。オムツ替えの時に濡れていたかどうか時間でチェックしメモすることを数日続けてみましょう。
トイレトレーニングの基本の流れ
- トイレは何をする場所なのかを教える
『トイレ=うんちやおしっこをする場所』と教えることが最初の一歩。絵本を見せたり、親や兄弟が実際にトイレを使う様子を見せましょう! - トイレに誘う
おしっこの間隔が2時間ほど空いてきたら生活リズムに合わせてトイレに誘います。毎日同じタイミングで誘うとトイレに行く習慣が身につきやすくなります - 便座(おまる)に座って用を足す
最初は便座に座るだけで良いです。出なくても「上手に座れたね」と認めてあげ、おしっこが成功したら「おしっこできたね!上手すごいね」と褒めてあげましょう - トイレ後の着脱・手洗い
トイレに行けるようになったら服やパンツの着脱、トイレットペーパーの使い方、手洗いなど一連の流れも教えましょう
★タイミングを見てトイレに誘ってみよう!
食事の前後や昼寝後などや、生活リズムに合わせ時間を決めてトイレに誘ってみましょう。子どもが行きたがらないときは無理強いせず、次の機会を待ちましょう。本人が行ってみようかなと言う気になるまで根気よく声をかけていきましょう。
★トイレを楽しく演出しましょう
トイレの絵本やDVDなどを見せたり、トイレに好きなキャラクターのグッズやシールなどを用意し、行けた・できた時はシールを貼っていくなど興味が持てるような演出をしてあげましょう。お子さんが大好きなキャラクターのパンツを用意したり、水を流すお手伝いなどをしてもらうのもいいですね。
★出た後にしか教えてくれないときは…?
尿意や便意を伝えられないのは、身体の機能がまだ十分に整っていないから。成長を待ちましょう。
※同じ月齢でも、子どもの体や心の発達には個人差があるのが当たり前です。焦らず、お子様と一緒に楽しくトイレトレーニングを進めていきましょう!